先端研オリンピック&拡大ハッピーアワー

ゆるスポーツは、一般社団法人世界ゆるスポーツ協会が開発する、年齢・性別・運動神経に関わらず誰でも参加でき、みんなが楽しめる新しいスポーツです。2016年のDO-IT Japanのプログラムにもご協力いただきました。20種類以上の競技の中から先端研オリンピックで行われたのは「ベビーバスケ」と「ゾンビサッカー」。白熱するほどホイッスルがなってしまうルールのもと、熱戦が繰り広げられました。

ベビーバスケは、赤ちゃんに見立てた加速度センサー入りボールを使ったゆるいバスケットボール。乱暴に扱うとボールが泣き出し、優しすぎると「過保護!」などのファウルがあります。赤ちゃんの泣き声が響くと会場に笑いが起こるという和気あいあいとした雰囲気が絶妙でした。

はりきった矢先に泣き声が響き、思わず苦笑い。
やさしく、いとおしく、を守ってシュート(?)

プレイヤーからは「いや〜、なかなかコツがつかめなくて…」と苦笑いのコメントも多数。とある学生さんからは「赤ちゃんって、大人が思いも寄らないことで笑ったりするじゃないですか?だから何かのタイミングで泣き声じゃなく笑い声が出て、そのときはアドバンテージもらえるっていうのも面白くないですか?」という提案まで飛び出しました。一方で「はりきりすぎて“ゆる”スポーツじゃなかった」という人も。いずれにせよ、みなさん相当楽しめたようです。

前が見えなくなるゾンビマスクをかぶったチームと人間チームが、悲鳴を上げる仕掛けを備えた特製ゾンビボールを奪い合うサッカー。人間が生き残るのか、それともゾンビに捕食されてしまうのか、はたまたボールをゾンビに奪われてしまうのか。徘徊するゾンビの非日常風景に観戦者も目を離せない様子でした。

マスクをかぶっていない側には怖さしかない光景ですね。
この写真からは、とてもサッカーには見えません…。

プレイヤーも観戦者も楽しめるのはベビーバスケと同じですが、ゾンビサッカーのもうひとつの知られざる(?)魅力は、フォトジェニックなこと。東京大学ウェブサイトのトピックスにも先端研オリンピックの記事を掲載していますが、トップページに掲載した写真のインパクトにつられて思わず記事をクリックしたという話も聞いています。競技の様子を見ているだけで思わず笑ってしまうというのは、ゆるスポーツに共通する楽しさかもしれませんね。

身体情報学分野の協力で
先端研にて独自開発

日立東大ラボが伝授する
日立の伝統スポーツ